2016/17シーズンのフルミストについての注意点

2016/17シーズンのインフルエンザワクチンについて

 

アメリカのCDCは、今シーズンのインフルエンザワクチン接種において「フルミスト」の推奨のリストから外しました。

「フルミストの効果が注射のワクチンに比べて劣っていた」という理由からです。

この勧告を受けて、日本国内でもこれまでフルミストを個人輸入していたクリニックのなかには、今年は取扱いを止めたり、接種する数を少なくしたりするところもあるようです。

 

ところがすべての国で「フルミストは無効である」と言われているのではありません。

イギリス、フィンランドは「フルミストは有効であり、今シーズンも推奨ワクチンの一つである」との見解をいち早くアナウンスしました。

また、アメリカの隣国であるカナダも「フルミストの効果は注射のワクチンに劣っていない」との理由で推奨ワクチンのままです。

 

昨年までの日本国内でフルミストを使っていた医療機関からは、「フルミストの効果は注射のワクチンに劣るものではない」との報告が相次いでいます。

 

アメリカにおいてだけ何故正反対の結果がでたのか理由はわかっていませんが、そのアメリカにおいてもCDCの方針によりフルミストが使われなくなったことで、今年はインフルエンザワクチンを接種する人(特に幼児)が減ってしまわないかと危惧されています。

 

当院での対応

2015/16シーズンに当院でフルミストを接種した方は27名でした。

うち1名のみがインフルエンザA型に感染しましたが、このことがフルミストの効果が注射のワクチンに比べて劣っているという結論には結びつかないと考えます。

職員も2名接種しました。シーズン中は数多くのインフルエンザに感染した方に接触しましたが、2名ともインフルエンザには感染しませんでした。(このことがフルミストの効果が優れているという証拠にはなりません)

 

当院の考えは、「フルミストの効果は注射のワクチンに比べて劣るものではない」です。

そして、今シーズンも希望者には接種をおこないます。